2010年11月16日火曜日

dancyu@男子厨房に入るべからず




創刊20周年記念号が出ていました。

 私の食に対する意識を多いに変えて来た雑誌です。

平成3年からといいますから、私が大学を卒業した年と成りますね。そういえば通勤帰りの車中で紙面を広げていて、隣に座った叔母様が覗き込んでいたのを思い出しました。(私の顔も)
 あの頃はまだ、男性が料理をすること・スーパーに買い物へ行く事は珍しがられていましたね。
スーパーの刺身の柵売りのコーナーから、思いのパックを手に取り、通路の照明の下で品定めをする。 そんな私は当時、売り場の魚コーナーの担当者に苦笑いをされていました。町の魚屋さんには「料理人かい?いいの持ってくね」と声を掛けられる始末。 只の喰いしんぼうです。

 漫画『美味しんぼ』もそうです。実家には100刊まで父がそろえてくれました。

未だにどちらの書籍も、息長く、版を重ねています。すばらしいですね。
 誰がここまで、飽食の世にあって、男性の食に対する意識が向上するであろうと考えられたでしょうか。それでいて簡単な事ですが、調理人は圧倒的に男性が多いわけですから、dancyuの言う処の入るべからずは、図ったように『入ろう!』へと変容させた。 否、男性にして食に関心をもたらせた。

 昨今は『料理が趣味です』といっても何ら珍しくは無い。 良い事だと思う、お三度をするのは女性の義務では無い。
 しかし、それを男性がやり過ぎると、女性の居場所を奪うことにもなる。気をつけなければいけませんね。

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