2010年10月29日金曜日

きじま@長生村 水口

   話題の坦々麺 850円


10/29 昼食


昨夜、家内ともめてギクシャクしながらも職場に行ったのですが、何か麩抜けた感じです。
 
職場の給食は和風きのこスパゲッティーで申し分なかったのですが、気分転換が必要です。
 まだ完全ではありませんが、メルセデスで走れば、気分転換が出来ます。走りと共にシートが疲れを吸い取ってくれる感じがするのです。所有費用はそれなりにかかりますが、私にとっては無くてはならない物です。家内の次に。

 流していると「話題の坦々麺あります」の立て看板が、そうです、らーめんきじまのポップな立て看板です。勝タンに対抗するつもりのようです。試してみましょう

 醤油・味噌から選べます。味噌坦タンとしました。
チャーシュウ二枚に肉野菜炒め、茹で卵に白髪ねぎ。たのしいトッピングで勝タンとは違いますが、きじタンしてます。玉ねぎの炒め、入っています。なかなか個性的だと思います。ベースの魚粉スープが房州らーめんしていて良いですね。しつこくなくスルスルと頂ける感じです。醤油の方がもっと良いかも?
 今日は寒かったのに、私は汗だく。なかなか旨でした。 お試しあれ。

Bee Hive@長生村 一ツ松

  限定のコーチン醤油らーめん 880円


10/28 補食

清寿司に伺って、補食のためビーハイブへ。
 車中で家内と口論に成ってしまいました。つまらない事と言えばつまらない事です。
お互い父の介護で平静を失っています。何となくイライラしてしまうのです。父の傍若無人さに2人ともうんざりです。レスパイトが必要ですね。父はショートステイに応じてくれるでしょうか?

 と言うわけで、今回は詳細なインプレッションが出来ません。
確か、スープは以前頂いた魚介醤油の感じに近かったような。麺は自家製ストレート麺です。量が多かった気がします。 トッピングは鶏胸肉フィレーと豚チャーシュウだったような。メンマの味が少々ぼやけていたような。
 すいません、皆さんご自身でお確かめ下さい。美味しかったですよ。

一心亭@茂原 綱島

  ミニラーメンと半チャーハンのセット 530円
   餃子 360円 ニンニクの効いた日本の代表的な餃子です
10/27 昼食
一宮に10年前に越して来た時に『ぐるっと千葉』に掲載されており、訪問した事のある中華屋さんです。地域で愛されている名店です。あの時は味噌ラーメンを食べました。
久しぶりですので、醤油ラーメンにチャーハン、餃子をミニサイズでいただきます。
 何か懐かしい感じの雰囲気が漂っています。テキパキと店員さんが動き回り、オーダーテイクにサーブに、そして調理に淀みがありません。私の注文の品も5分とかからずにそろいました。良いですね。
 昨今の専門店の物ではありませんが、これで充分ですし、リーズナブルなのと、いろいろな組み合わせで、自分好みのセットが作れます。
 店選びに困った時は、こちらの様なお店が良いですね。万能感があります。元気の出るお店です。

客家@茂原 長尾

   坦仔麺 650円 青菜ともやしの炒めが香ばしい
     自家製餃子 380円 なかなか旨
   店内の様子 腸詰がありますねー
10/25 昼食
以前から気に成りながらも、訪問が出来ていなかった中華屋さんです。
 本場台湾の味が楽しめるとの事で、小龍包を試してみようと思って来たのですが、種がまだ練れていないとのことで、本日はおあずけ。
 麺と焼き餃子で味試しです。
この麺は『ターミーメン』と読むのかと思って居りましたが、こちらでは『ダンズメン』と読ませます。台湾の発音なのでしょうか?
 味わいは角切りの豚肉の味付けが、あまり本格的過ぎず日本人にも食べやすいです。それと青菜ともやしの炒めが香ばしくて良いですね。スープに具材の調味料が溶けだすと、味に深みが増します。良いですね。屋台風の美味しさがあります。
 餃子は強力粉が効いた、モチ・カリ感がおいしい、手作りの味が楽しめますね。どちらかというと餃子ライスと言うよりは、そのまま麺包としていただくか、酒の友ですね。無駄にニンニクを多用していない所が本場を思わせます。
 小グループで、幾つもの一品料理をシェアしながら、楽しみたいですね。
また機会があったら、小龍包を試してみます。


ピリ辛濃厚豚骨タンメン@セブンイレブン

   第四の飲み者たち ノンアルコール飲料たち
   ものすごいコラボレーションです
   レンジで温めるだけ 野菜が結構入っていて旨いです。
10/24 補食
いろやさんでの品評会の帰りに、上セブ(かみセブとは一宮駅から岡がかみセブ、海側にある店舗が下セブと言う)で補食を購入。話のタネにノンアルコール飲料の買ってみました。
 まず、このラーメン凄いです。何がすごいって、良くもここまでコラボレート出来たものかと感心してしまいます。そして味わいは、きっちりと三者の個性が特出しているにもかかわらず、渾然一体となっているではありませんか。かなりの衝撃です。とても完成度が高いと思います。
 麺はせたが屋さんの物でしょうか。太麺が良い感じですね。 スープのベースは一風堂さんに違いありません。 そして蒙古タンメン中本さんの真骨頂である辛醤が程良く調和しております。旨いです。
 コンビニ夜食としては、申し分ありませんね。量も少なめで寝際には丁度良いです。お試しあれ。
あと、ノンアルコール飲料たちは、ビールだけ飲んでみましたが、やっぱり「んー」です。独特のタルい味と、何か綺麗に清掃されてないサーバーから、最後の残りを注いだような匂いが、解せません。
 もっと、スッキリ出来ないのかなぁ~ ドライ作ってみれば?


野村商店@大多喜 下大多喜

 いわゆる ひやおろし さっぱりとした口当たりですが、温度によって味わいが変わってくる不思議なお酒です。深層水で仕込んであるのでしょうか?私には、海藻の天草の香りと味がするのですが、気のせいでしょうか。

 いろやの大将が、カラスミを出してくれました。良く合っています。旨いし、酒が綺麗に後味を流してくれます。

 天の戸 美稲(うましね) これが旨い。奥深くすっきりとした喉越しは今まで味わったことの無い物です。とても良いお酒だと思います。これで一升2000円なんですよ。
 10/24 素敵な、すてきなお酒屋さん
2度目の訪問です。野村商店さんのブログに新商品の紹介があったので、堪らず車を走らせます。
 一宮から25分位でしょうか。県道150号をひたすら進むと、野村商店さんの前に着きます。
今日は一人で来たので、試飲が出来ませんが、お目当ての酒はもう眼を付けてありますので、何本か頂いて帰る事とします。今宵は串焼きいろやさんに持ち込みで、大将と品評会をするのです。
入店すると、シゲミさんにハヤシさんもいらっしゃいましたので、皆で品評会です。
 天の戸が一番人気でした。大将は杜の蔵がおもしろいと言っていました。
竹泉の梅酒は開封せずに、いろやシスターズの、シゲミさん・ヨウコチャンさん・ミッチャンさんがそろった時に試してもらうよう、シゲミさんにお願いしておきました。 きっと喜んでもらえるはずです。
竹泉の梅酒は贈答にも良さそうですね。
 それと不思議な事に、天の戸・美稲はたぶん独りで五合は飲んだはずですが、翌日にまったく響きませんでした。何なんでしょう、とても良い事なのですが。
 誰かに教えたーい。
野村商店さん営業 宜しくお願いいたします。 また行きますね。
 あっそうだ、オリジナルの蛇の目のぐい飲み、ありがとうございました。



2010年10月23日土曜日

鮨処 切通@岬町 中滝

   本鮪の中トロと赤身


10/22 昼食

今日は予定外ですが、E240君とそのお連れさんと昼食を、切通さんに行きたいとの事で同行しました。 切通さんなら同行することに理由は要りません。

 さてE240君は魚好きでして、釣りもしますが、海洋魚の研究と言いましょうか、海の魚に造詣が深い方でして、魚の話をしているとこっちまで楽しくなって来ます。そして良く食べます。

 私自身がかなり興奮して切通さんの事を吹き込んでしまったので、責任重大ですが、切通さんで満足いただけ無いわけがありませんので、意気揚々と案内しました。

 到着までに30分位、こんな所に寿司屋があるのか、という不安を感じさせないように車の話などして気を紛らわせて置きます。

 前もって電話で予約確認しておきましたが、なななんと、野太いアナゴを捌いている最中でして、ひょっとしたら、魚好きであるE240君に見せるための配慮だったのかもしれません。普通、空腹にイライラする処ですが、我々は大将の包丁の切っ先に眼が釘付けです。アナゴの中骨に切っ先が当たりながら引かれる時に奏でられる『チィーーーーーィ』という響きに、ぞくぞくしていたのは私だけではないと思います。どうでしたか?E240君。

 もったいぶるように「すいません、アナゴだけはやっちゃわないといけないのでっ」と、その理由についても説明してくれました。やはり予約時にE240君が魚好きであることを伝えていた事を意識してくれているようです。E240君は私以上に、とくに魚に関しては蘊蓄王ですので、こういう語りは好きなはずです。普通の人なら知らなくても良い情報ですが、我々にとっては『そうゆう配慮があってこの味が出せるのかーっ』と感心しながら料理をいただき、自身の記憶に留めるのです。って我々は食職人ではないのにね。連れの方が『お二人は食に対するレベルが高いのですね』と仰っておられましたが、只の食いしんぼうです。

 それでは、ここから怒涛の切通お魚天国の始まりです。
先ずは、コハダから。E240君は思わず感嘆の声を上げてしまっています。少々シャリが柔めですがE240君には支障は無い様です。よかった、先ずはひと安心。
 仕込み中のため暖簾を出していないと言うのに、無理を言って開けてもらったので、ちょっと心配していたのですが、切通さんを信じ切っていなかったのは私の方で、E240君は屈託のない表情で、次々と鮨をつまんで行きます。
 次いで〆鯖。レア〆ではありませんでしたが、充分においしい物で、E240君は後に二貫おかわりしていました。
 白身でムツ・墨イカと続き、鮪は本鮪の赤身と中トロを供してくれました。この赤身の旨い事うまいこと。通好みの少し独特の酸味を感じるThat’s赤身で御座います。私は〆にもう一貫いただきました。
 我々は少しでも多くの魚種を食べたいので、イクラやウニを断り、代わりに出て来たのが、鉢まぐろの中トロでした。先ほどの本マに比べて、切っ付けは厚めで、細かいサシのたっぷり味の脂が、とてもバランスが良かったです。
 でも私はやはり赤身好きなので、少々ボリューミーでしたね。一回に中トロを二貫も食べる事は、ここ20年位した事が無いので、一気に満腹中枢を刺激されてしまいました。
  
 〆は干瓢巻きでして、私はさび抜きですが、2人はサビ噛みで注文したので、おせっかいながらも大将に言って、サビ有りと無しを半々で出してもらいました。とくにコメントはありませんでしたが、山葵で誤魔化さず、そのままの味を楽しんでもらいたかったので、説明はしておきましたが、余計なお世話だった様です。好きなように食べるのが一番ですね。すいませんでした。

 ゆっくりと一時間かけて切通さんのお魚天国を堪能したE240君は走り出して直ぐに「いけねっ」と車を止めるではありませんか。忘れ物か?と思っている私をしり目に、ポチッとナビの現在地を登録しておりました。気にいってもらえたようです。良かった。

 大将、お忙しいところ有難うございます。また今度、ゆっくりと

BARN’S@一宮 宮原

   サラダとメニューにありますが、アミューズのようですね
   私はピザマルゲリータのセットを
   家内はトマトとモッツァレラチーズのクリームパスタのセットを
   「お待たせしてしまって」とドルチェのサービスを
   このサインボードを頼りに、お店を探して下さい



10/21 イタリアンランチ
センター歯科で父の歯の治療を済ませて、太東自動車でメルセデスのご機嫌伺いをしましたら、デファレンシャル・ギヤ・ボックスからの振動が高速時に車内にまで伝道しているのではないかとの診断。
 んー、でも振動自体の出所は選定できないとの事。どうしましょう。とりあえずアドバイスどおりにボックス・マウントを交換することとしました。その他の経験劣化によるパーツ交換も同時にお願いいたしました。マウントは本国(ドイツ)発注に付き、少々時間がかかるとの事。代車のプレオ君とのつきあいが暫く続きそうです。
 帰ってきたら別スレ(W126)で報告します。
さて、小雨降る中、岬町から一宮・長生に帰って、国道からしまむらのT字路を曲がると、何やら気づくか気付かないか程度の小さな、洒落た立て看板が立っています。こんな看板あったかなぁ
 少々昼食を作るまでに時間があるので、ちょっと寄り道。
促されるまま、小道を鋭角に入ると、でかいリトリバーに吠えられながら、さらに直進。すると右手にコンクリ・プロック造りの建物が見えて来ました。「ここかぁー」 しまむらから入って右手のブッシュの中に時折、灯りが漏れていたのですが、場所柄、水門か何かの管理棟かと思っていたのですが、民家だったのですね。 表に黒板が立っていたのですが、雨にぬれて良く読めません。 すると帽子をかぶった叔父様が、せんどうのレジ袋をさげて「何か?」と話しかけてくれました。「ピザとか出しますけど、良かったらどうぞ」と御誘いを受けましたが、父の昼食を作らなければならないので、一時帰宅し家内と出直す事とします。
 父に肉うどんを提供して、家内と出直します。
家内はどこいくの?と少々いぶかしげです。ピザが食べられるらしいとだけ告げて、家から5分。
 先客の車が2台程止まっています。御影石の飛び石を渡り店内へと進むと建物は北向きにガラスサッシで大きな開口となっており、店内のお客さんが一斉に来店してくるお客さんとアイコンタクトを取る事に成っています。ちょっとびっくり。 しかも車の台数とは異なり、店内は満員でした。
 開放的な明るいスペースにてきぱきと給仕するスタッフが6名ほどいます。先ほどの叔父様はオーナーさんのようです。なんとなく顔が似ている方がおられるので、2世代のファミリーで経営なさっているようです。
 ランチメニューは、パスタかピザのセットメニューでデザート無しで1000円。デザートを付けても300円プラスですので、価格設定は丁度良いかと。サラダと言う名の前菜とコーヒーが付きます。コーヒーはトアルコトラジャを使用との表記がありました。
 家内はパスタを4種類の中からチョイス。わたしは1種類ですがピザ・マルゲリータのセットを、2人ともデザート無しでオーダー。別にウエイティングスペースではないと思いますが「こちらの方がゆっくり出来ますので」と、より広めのテーブル席に移動するよう促されました。
 さて、暫くするとサラダの登場。サラダと言えばサラダですが、野菜を中心としたアミューズと言った感じです。私は白ワインをグラスでいただいて、楽しむ事に。 1つひとつの野菜にひと手間かけてあり、なかなか美味しいです。唯一のパルマ産であろうソーセージは、塩加減がしっかりしていながら、しっとり感のある美味しさで、良いアクセントとなっています。相変わらず頷いて食べていると「席を移動してもらったので」とグァバジュースをサービスしてくれました。
 この感じ地元民の経営ではありませんね。イタリア製の食器や調度品も都会的なセンスを感じます。レコードのターンテーブルのアームがウォールビルトされていたり、キャットウォークにはそれぞれ異なる椅子が置かれています。リトグラフもどこかで見かけたようなタッチのものが配置されています。期待が膨らみます。
  次いでピザの登場。おーっ良いですね。かなりの大きさがあります(8インチ位) 石釜で焼かれたそれは、なかなかのビジュアルでして、香ばしい香りを纏って居ります。少々ビーストがきつめですが、許容範囲です。人によっては『焦げてる』と感じてしまうかもしれませんね。
 ピザソースの酸味が私好みです。ドゥはもっちりタイプで万人向けかと。私はナポリっぽい感じよりも、ローマ風のクリスピーな薄めのドゥが好みですが、石釜で焼かれたその香り自体がごちそうですから、かなりの高得点を冠することができます。フレッシュのバジルも最近では珍しくありませんが、やはりこれがないとマルゲリータにはなりませんからね。旨いです。
 しばらくすると家内のパスタが登場。ピザに比べると小ぶりな盛り付けに見えますが、充分な量が盛りつけてあります。ディチェコ製のスパゲッティーニでしょうか、表面にざらつきのあるタイプのパスタで、良くソースを拾ってくれます。もちろんアルデンテで仕上がっています。なんといっても、ブァッファロー・モッツァレラチーズの食感と風味が秀逸でして、赤ワインをグラスで追加。昼ワインでピザとパスタを堪能しました。なかなか旨です。 
 すると今度は海老蔵似のシェフが自らデザートプレートを持って「お待たせしてしまったので」って待ってないですよ、確かに家内と私で別注したのですから、どちらかが遅れてくるのは当然の事。我々は夫婦ですのでシェアしながら楽しんでいたので、びっくりしました。 そうですね他人だったらシェア出来ませんから。このような解釈をしていただけるのですね。んー、すばらしい配慮です。
 コーヒーはマシンドリップのようですが、スッキリと落としてあって飲みやすいですね。私としては折角なのでイタリアンロースト(深煎り)のエスプレッソも合うと思うのですが、万人受けするわけではないので、妙なこだわりを押し付けない感じも、居心地の良さにつながっていると思います。
 オーナーさんの叔父様は各テープールを邪魔にならない程度に、声を掛けています。なんでも近いうちに真空管アンプでの音楽の提供を出来るように環境を整えるとの事。楽しみです。
 とても真摯で実直な味わいのあるメニュー展開に好感が持てます。店名の由来はなんでしょうか?
その内聞いてみます。
一宮町 宮原 237-2 月定休 ランチ11:30~14:00 ディナー17:00~20:00




2010年10月20日水曜日

ル・グラン・ショコラ@千葉そごう


10/19 デザート

鮨処 切通さんから帰宅し、コックの兄の手土産のケーキを頂くこととします。

 コーヒー・紅茶ではなく、ウィスキーの水割りですが

こちらは千葉そごうの新店とのこと、ショコラティエの作るケーキですね。

 手前のオペラ様の物は洋酒がしみ込んでいて、ウィスキーとの相性が良かったです。チョコレートその物の舌触りは、きめ細かく、丁寧なテンパリングが施されている様です。フランス産のチョコレートでしょうか?ベルギー産のようなザックリ感はありません。繊細です。
 
 奥のトルテはチョコレートムースが、これまた滑らかでして、とても品の良い仕立てと成っています。マカロンは家内に譲ったので、感じが解かりませんが、木の実との相性は良かったです。

 いつもごちそうさまです。

鮨処 切通@岬町 中滝

   どーだー刺し盛り 鯵と鰯が旨かった
   どうですか このネタケースに鎮座おわします 切通のネタたちは
   まばゆいばかりのコハダ

10/19 晩餐
今宵は先日お邪魔している際、コックの兄から連絡が入り、両親を見舞って長生村に来るとの事でしたので、事前に予約をしておいたものです。
 って、もちろん切通さんに行く事は、もはや私にはなんの理由も要りません。
さてさて、今宵も切通さんのお魚天国に身を委ねることとしましょう。
 今日も鯖が旨いですね。
こちらの鯖は、いつ来ても味が違います。って、これ、褒め言葉なんですけど。
 今のところ、同じ産地の鯖を頂いていませんので、その時そのときの鯖で味わいが違うわけです。本日の〆鯖はサッパリとした感じで、〆具合も短時間で、鯖本来の、刺身に近い感覚で頂く事が出来ました。なるほど旨です。
 他の光物・青魚も切通さんの真骨頂と言えましょう。なんといっても、旨さは、その寝かしにあるとのこと。際際の線でネタとして仕上げているそれは、旨いの一言に尽きます。
 今宵は演出として木箱のネタケースを見せていただきました。
綺麗ですね。食にして、この和の色彩は、本当に日本人に生まれて良かったと思う瞬間です。
 〆は干瓢巻きをサビ抜きで。
普段はサビをかましてもらうのですが、切通さんの干瓢煮付けは、是非そのまま頂いてもらいたい。干瓢そのものの食感・煮付けの味わい・シャリとの混ざりを十二分に堪能するには、私はサビが邪魔をします。
 こちらの干瓢は佃煮の様なクタクタのぶよぶよではなく、シャキッとした干瓢自体が、咀嚼時に跳ね返ってくるような歯ごたえと、飴細工の様な透き通った鼈甲色の肌色を愛でていただきたい。
 江戸前の仕事というよりも、切通さんの心意気を感じて欲しい。そんな干瓢です。 是非。
 酒は、腰古井を3杯にキリンラガービールを関東一本〆にて


黒田ぶし@千葉駅西口前店

  

 10/18 夜食

本日の講演は、旧友のびんさんをゲストに招いての研修会としました。

 久しぶりに聞く彼の語り口調に、古の記憶がよみがえり、若かりし頃の思い出が次々と想い出されます。


 やはり仲間と言う物は良いものです。独りでいるときの孤独感と、仲間と居る時の安心感の間で、揺れ続けて行く人で在りたいと、今後も思わせてくれる人です。
 自慢ですが、皆さんにはそんな人が居ますか? 
びんさんは私の誇りです。←びんさん。また今度旨いもの奢って!

 研修参加者との1次会を済ませ、なつかしの店で刹那ではありましたが、水入らずで飲み足しました。

 充分すぎる刺身の盛り合わせが、学生時代、おらんだ屋敷と言う名の居酒屋で、シラスおろしと烏賊の塩辛を一つづつ頼み、6・7人で突きあって酒を飲んでいた日々が思い出されます。

 安月給と愚痴っていないで、今の幸せに感謝しなくてはいけませんね。

びんさん、我々にとって、この業界で仕事を続けて行かれることは、生そのものと成って来ましたね。
 
 また会いましょう また遊びに行きます またストーンズ・ライブに行きましょう

わん助@千葉そごう

   味噌つけそば(平打ち) 650円 


10/18 昼食

今日は千葉出張ですが、講演会の後で懇親会と言う名の飲み会があるので電車で来ました。

千葉そごうの地下フードコートのラーメン店が、デカデカと幟を立てて、つけ麺を宣伝しております。
 見れば太麺と平打ち麺から選べて、大盛りでも価格据え置きです。

昨今のつけ麺ブームに乗る形ですね。

 醤油の付け汁もありましたが、麺を平打ちにして味噌あじの付け汁としました。

期待を膨らませて待っていると、隣で太麺をオーダーした叔母様から「堅いっ」とのコメントが漏れて来ました。一抹の不安を抱きながら、ポケベルで呼び出されたので、つけ麺を取りに行くと「あれっ」麺が仲良く、くっ付いています。返品を一瞬考えましたが、デパートで揉めるは嫌なので、黙って食す事に。

 もったいないですね。平打ち麺自体は独特で美味しいと思われますが、次々と仲の良い、密着麺たちが出て来ます。もう、おっきりこみ・だご汁状態。 しかも味噌あじのつけ汁は辛いばかりで、旨味が無く、サランサランで、全く麺にからんで来ません。

 残念でした。

千葉そごう B1 ナチュラルマーケット内

Bee Hive@長生村 一ツ松





10/17 補食

切通さんの帰りだと言うのに、またやってしまいました。

 〆ラーです。

でも、やっぱりここ最近の塩ラーメンはニンニク臭いです。
 んーっ困りました。暫く、限定ラーメン等で様子を見る事にしましょう

鮨処 切通@岬町 中滝

   切通さんの どうだー刺し盛りです
   中でも今宵は このカワハギですね
   いやいや アナゴの白焼きもアナどれませんなー


10/17 夕餉
 また来てしまいました。 私の悪い癖で、良いと思うと通い詰めてしまう傾向にあります。
さて、今宵は家内と2人で心置きなく、切通しさんを堪能することとしましょう。
 今宵の一番は、カワハギの肝和えでして、家内も私もこの手のツマミが大好きです。
我々夫婦の間では「なめなめ系」と呼んでおります。
 この肝和え、まずはカワハギの身を昆布〆にしてあるのです。
本当に切通さんの仕事には脱帽です。こういうことを言うと決まって大将は『大したことないです、すいません』と謙遜されます。 大した事ありますよ! びっくり旨です。
 今宵はハタも乗っていますし、赤貝の肝まで乗せていただけました。
貝類は最近、敬遠していたので、しかも肝と聞いて躊躇しましたが、旨いですね。 なんでも安倍川塩にして、しっかりと臭みを抜き、さっと湯通ししてあるとのことで、丁寧な仕事が成せる技である事を思い知らされます。
何なんでしょう。この異常とも思える高揚感は、
 お寿司屋さんでこんなに興奮してしまうのは、千葉そごうで食べた久兵衛以来です。一口一口に衝撃が走ります。そして頷きすぎて首から私の頭がもげそうです。
 ひとが頷くのは母乳を飲む仕草の名残であるとか、 
一味ひと味、確かめながら頂きました。 旨いですね。 余計な説明はしたくありません。是非直接味わっていただきたい。そんなお寿司屋さんです。
 それと今宵の逸品としてアナゴの白焼きがこれまた圧巻でして、皮目パリの・身ホロでして、あしらいの、梅干しと山葵のタタキが何とも相性が良いです。初めていただきました、結構「これでもか」って位あしらって頂く方が醍醐味を味わえますね。 こちらも是非お試しいただきたい。
 魚好きの貴兄には堪らないお寿司屋さんです。 是非是非っ




房総つけめん@一宮

   瓶ビールを頼んだら サービスで付けてくれました
   餃子5個 330円 家内が堪らず1個食べてしまいました 
   旨いので仕方ありませんね


10/17 昼食
家内と房つけです。
 家内は時々ダイエット作戦にありながら、房つけの誘惑にかられてリクエストして来ます。
旨いんだから仕方ありません。
 私はと言えば、連日の大食漢が続いておりますので、満足感を得ながらの、胃に響かないオーダーとして、昼ビールとしました。
 焼きそばや野菜炒めとも悩んだのですが、やはり一番満足感の得られる、餃子としました。(2枚頼むか悩みもしましたが)
 家内は定番の野菜つけ麺です。人が食べているのを見ると、こっちまで食べたくなって来ますが、そこは『じっと我慢の子であった...』 
   ♪ シトシト ピッチャン シトピッチャン シート ピッチャン


2010年10月16日土曜日

粋や@千葉 葭川公園

   塩らーめん 700円

10/15 夕食

今日は古巣の学園祭でバンド演奏をするための打ち合わせ兼練習で、千葉に来ました。
 久しぶりにパルコで楽器店をのぞき、ミニ・ギターアンプを購入し葭川の駐車場に戻り、九州ラーメンの雄である一風堂で夕食をと思ったら、店前で列を成しています。

 というわけで、たまたま路地に入ったところに新店を発見。
ラーメンブログで見かけていたお店です。早速、話題の塩ラーメンを頂く事に
  
 到着したラーメンはなかなかのビジュアルでして、丁寧な仕事が施されております。
麺はブツンとした食感のストレート麺、スープは少々白濁していますが、これは魚のアラを炊く時に出てくる物で嫌な気はしません、良い味です。悪く言えば魚の鍋の〆らーめんと言った感じですが、わざわざラーメンスープとして出汁を取っているのですから、贅沢ですよね。スープ自体の香りはとても良いです。ある意味、濃厚魚出汁でございます。旨い。
 しかし、気に成っていた金目鯛のほぐし身ですが、香りが干物臭い感じです。みりん等の調味料を加えて炒り付けてあるようですが、せっかくの魚出汁の香りを損ねてしまっている感があります。別盛で少しづつ好みで溶かしこんだり、ごはんにまぶして食べたら最高でしょうね。単体としては手の込んだ美味しい逸品です。おしい
 メンマは薄竹を煮付けてあり和風テイストのらーめんにマッチしていますし、まり麩も彩りを添えていて楽しいですね。
 今度は醤油・つけ麺を試してみたいです。ほっこりする優しいラーメンでした。

そば 寿々木屋@茂原

   和風らーめん 550円
10/15 昼食
今月からのテーマ。 蕎麦屋のらーめんです。
 今日はセット物や盛りの良さが気にいっている、寿々木屋さんの和風らーめんを試してみます。
以前にも書いたように、蕎麦屋でラーメンを頼むのは、私にとって勇気のいる事なののです。
 やっぱり蕎麦が食べたいな― 今日は暑いし 盛り蕎麦の大が食べたいな―と思いつつのオーダー
和風ラーメンは昆布出汁系のスープに地元の製麺所の物らしき麺にバラ巻きチャーシュウです。
 いわゆる蕎麦屋のラーメンです。
なんとなく、スープが布袋庵さんに似ているのは気のせいでしょうか
 黒豚とんかつの定食とカツ丼が美味そうでした。
もう少し蕎麦屋のラーメン探訪を続けてみます。

職員旅行@草津

時代屋で一日目の昼食 釜めし定食をいただきました しし鍋が食べたかった

   二日目の白根山 紅葉が始まったばかりです
   この上に湯釜があるそうですが



   近くの池で
  名店 かぎもとやさんで二日目の昼食です
  天ぷらとけんちん汁の付いたセットをいただきました
   佐久市の醸造所のお酒とつまみの稲荷揚げ旨煮
   メインの蕎麦です 悪ノリで三枚いただきました
   このけんちん汁 田舎っぽくておいしいです



10/12・13 職員旅行
 職場の旅行で草津に行ってきました。
慰安旅行ですが、大体疲れて帰って来ます。
 そうなんです。けっこう内の職場、旧体質なんです。
私は、いっぱい飲めてうれしいけど、二日間バスに揺られているのは疲れますね。
  蕎麦自体の味はいわゆる田舎風でして、郷愁をそそるタイプのものでした。
 この、のしが圧巻でした。

野村商店@大多喜 下大多喜

   梅一輪との飲み比べ うすはりグラスで頂きます
    この梅酒やばいです こちらはバカラのパーフェクションで
10/11 すてきな酒屋さん
家内の行ってみたかったベジタブルガーデンに気を良くして連れて行ったのは、私も行ってみたい酒屋さんがあったからです。地図で調べるとベジタブルガーデンの直ぐ近くだったのでウッヒッヒッィです。
 さて入店しますと個性的なヘアスタイル(往年の林家 三平さんの様な)の御主人が迎えてくれました。「海風通信です。」と名乗りますと、歓待していただけました。ありがとうございます。
 竹泉・天の戸を試飲させていただき、庭のうぐいすの山口酒造場(福岡)の雑穀甘酒も頂きました。
天の戸は磨き80%のあらしばりをいただきまして、独特の雑味がなんとも日本酒らしさを露わしておりまして、実に良いお酒だと思います。一升売りだけでしたので次回の購入とします。(この日結構暑かったので車の中で蒸れるのを嫌いました)
 土産には竹泉の日本酒仕立ての梅酒(1500円)と岩の井のひやおろし、雑穀甘酒(650円)を購入し、発泡スチロールに入れてもらって持ち帰る事にしました。(この後ベジ・ガーでランチだったので)
 竹泉の梅酒は、以前越後湯沢に行った時に鶴齢の梅酒を頂いた事がありますが、もっと洗練されていると言うか、ベタベタ感が全くありません。すっきりとした飲み口です。かと言って ♪さーらりとした、って わけではありません。喉越しからの余韻がすばらしい。あえて言うならば少々フルーツの持つ酸味に好みが分かれるところかと思いますが、私と家内は好きなベクトルです。その香りから南高梅の由来が、しかと嗅ぎ取れます。女性にとっては飲み過ぎ注意の一本です。うまいです。癖に成ります。
 雑穀甘酒は、ノンアルコールでして老若男女を問わず楽しめる甘酒感覚のおいしい健康飲料と言ったところでしょうか。
 実は私、これだけ日本酒飲みなのに、甘酒ダメなんです。たぶん幼児体験に問題があるのと、麹臭が苦手なんです。
 しかしながら、こちらの甘酒は違いました。冷えていたせいもあって大変飲みやすく、おいしいです。飲み物で有り、食べ物でもあります。紫米の粒粒がたのしいです。家族全員で楽しめます。冬はホットでも良いとの事で、年中楽しめますね。お薦めです。
 そして最後は、岩の井のひやおろしを梅一輪のひやおろしと飲み比べです。
これが実に面白かった。
 
 予想はしていましたが、こうも違うのか。
岩の井は通好みですね。純米酒独特のえぐみがあります。熟成前の鮮烈な日本酒香と共に飲み口も良い意味で、癖があります。刺身や淡白な食べ物では負けてしまいますね。思い切って豚肉の塩焼きとミモレットチーズと合わせますと、これがバッチリ。ワインなどの洋酒とは違って後味が軽快です。良いですね。じっくりと味わいたいお酒です。
 次いで梅一輪は優等生と言ったところでしょうか。女性にも好まれそうな味わいで、掛米の具合が秀逸です。それでいて決して甘くはありません。キリリと折り目正しい美味しさがあります。こちらは淡白な純和食との相性が良さそうです。これからですと生牡蠣ですかね。牡蠣の持つ鉄味を綺麗に流してくれそうです。
 今回、こんなにもすてきなお酒との出会いを演出してくれた野村商店さんに感謝いたします。
またお邪魔します。

ベジタブルガーデン@大多喜町 




10/11 昼食
家内の念願の大多喜ベジタブルガーデンです。バイキングスタイルの自然派・野菜メニューが楽しめます。
 センタープレートにある、さつまいもの横にあるのが山芋でして、スチーム・ローストしてありなかなか美味しかったです。バジルが練り込まれているパンが私好みでした。
 画像にありませんがカレーが美味しかったです。2杯食べました。最初は画像上にあるチキンピラフにかけて。2杯目は白米と黒米を勝手にブレンドして食べました。カレー自体には肉類は入っていませんが野菜の優しい甘みが何ともおいしいのです。女性・ファミリー向けのお店ですが、男性でも楽しめますよ。
 あっ、あとワンちゃんたちがいっぱい居ました。ペット同伴が可能なお店です。行ってみて下さい。

2010年10月9日土曜日

Bee Hive@長生村 一ツ松

   魚介醤油 830円


10/7 補食

寿司屋の後だと言うのに、ラーメン〆です。

 魚介醤油なるラーメンが限定にて有りましたので、試してみます。

スープから立ち上る魚介節の香りが堪りません。スープを啜ると香りとは反対にすっきりとした飲み口で、節・節していません。香りがあるのに節味は濃くありません。少々きつねに抓まれた気分。ビーハイブ特製の鶏スープとのブレンドが絶妙です。
 旨いです。醤油の切れの良さは相変わらずの、文句なし。

麺は塩ラーメン同様のストレート細麺。私はこの麺が一番好きですね。よくスープを拾ってくれます。

 トッピングのチャーシューは松阪ポークでしょうか。モモ肉のがっしり感が醤油スープと実に合っています。懐かしささえ感じます。メンマもクール・ビーズの時の違和感では無く、しっくりと合っています。ホウレンソウも同様です。葱に至っては、恐らくビーハイブでは、この切り方は無かったでしょう。大体は白髪ねぎですから。でも、このラーメンに至ってはこの切り方じゃないとだめですよね。流石です。
 白髪葱だと香りと味が醤油スープに出ないんですよね。その分、小口切りですと繊維を断ち切っていますから、香りと味が出やすい。と私は推察いたしました。

 旨いですね。何でも無いラーメンですけど、素性の良さが感じられる逸品であります。ラーメンの原点を、現代風に解釈をし直した感じです。

 しみじみと旨い醤油ラーメンです。
 

必ず電話をして、ラーメンがあるか確認して行きましょう   0475-32-6848

鮨処 切通@岬町 中滝

   ツマミは刺身盛り合わせのスタイルで供されました
   「俺のツマミだったんですけど」と大将がくれました


10/7 夕餉
火曜日の昼に来て、二日後の今宵。
 家族で切通さんの夜の部を楽しみます。事前に電話で確認をして訪問しました。
到着すると、カウンターの長い方には4人分の席がセットしてあります。我々はL字の短い方の席ですが、3人でもゆったり座れます。
 先ずはツマミを頂いて岩の井でやっつけていきます。
画像の手前左から、宮崎赤鶏のタタキに柚子コショ―・すみいかのゲソ・鴨川の鯵、中程に、松輪の〆鯖・バチ鮪の赤身と中トロ、後ろに玉子焼きを付けてくれました。
 鶏のタタキは別盛が良いですね。ちょっと盛り付けが混んでいます。
前回も頂きましたが烏賊のゲソには、ほんのりと塩味が付いています。聞きましたところ半殺しで火を入れる際、かなり強めの塩をするとか、下味をわざわざ付けているわけではないとの事。 ちょうどいいんですよ、この塩梅が。お舌味を使わなくても充分味があるのです。旨い。
 鯵は目の前で捌いてくれました。まな板にラップを引いて、手際良く三枚におろしてから身を重ねて画像の様に切り付けます。鴨川産で三日目の物とか。内臓を外さずに寝かしておいた物で、この方が旨味が全体に良く回るそうです。旨い。
 そして〆鯖。大将曰く「この間のよりも脂のってます」との言葉通り、家内も納得のうまさです。家内は堪らず握りで2貫いただいていました。
 また前回に気に成っていた鮪ですが、目鉢鮪であることは当たっていたのですが、冷凍ものでした。大将は勝高の出身で、ブレーンに同級生の鮪卸しの方がいらっしゃるとのことで、鮪には自身が御有りとの事、嬉しいですね。今日はホンマグロ・クロマグロでなければ鮪じゃない!なんて言われる事がありますが、何言っちゃってるんでしょうか? 大体、私の好きなお寿司屋さんはバチ鮪の良い処を知っていて、美味しく食べさせてくれるものです。キハダだって尾長だって、そのおいしさを知っている職人に掛かれば、すべて美味しい鮪なのです。 ひょっとしたら日本人は意外と鮪の美味しさを知らないのかも知れませんね。食べ付けることに寄る自分の舌が勝負ですが、一つ一つを味わうと、それぞれの鮪の味の違いに気付き、楽しめますよ。
 
 さて父は相変わらずなのですが、細巻きを頂きます。しかも切らずに。
私は以前から如何なものか?と思っていたのですが大将は『なつかしいですねー』と、築地での修業時代は結構「棒でくれ」という江戸っ子が居たとか。 そうでしたか、父に問いただすと「助六に聞いた。」とサラリーマンの営業時代に通っていた寿司屋が教えてくれた事を白状しました。大将に促されるまま父は少々気分が良かったようです。棒で食べる事も江戸文化である事を知り、父を誇らしくも思えました。
 お新子巻きはつぼ漬けを桂剥きしてから千切りにして、削りたてのかつを節と和えた物を巻きます。余りの旨さに、めずらしく父は2本目を頼んでいました。確かに美味そうだった。
 次いで、私は腰古井にチェンジしてツマミを頂いていますと「これどうぞ」となにやら緑に輝く小鉢を私に手渡してくれます。 おっと、アワビ肝じゃないですか。「昨日身しか食べないお客さんが居たので、今夜の自分のツマミにしようかと思っていたんですが、どうぞ..」って、スイマセン。よっぽどの呑み助と思われたようです。もちろん、もう一本、腰古井をおかわりしてきれいにいただきました。
 私の〆はマグロ赤身を2貫とかんぴょう巻きを4つ切りで。
画像にありませんが、鮪の赤身旨いですね。仄かに渋みがあって、私の好きな鮪の味わいが詰まっております。そして干瓢巻きは、通常わさびをかましてもらうのですが、こちらの干瓢はわさびを入れてしまうと干瓢の煮付けの味わいが損なわれてしまいますので、入れない方が良いですね。旨い。
 大将は謙遜なさりながらも、気さくに、無駄口をたたかずに、仕事に集中しております。
切っ付けの際、ネタを見つめる眼差しは、真摯で、ネタを惜しむ真心が込められています。
 是非、訪問し見て下さい。おすすめです。また、おすすめの席は入ってすぐの大将を横に見る席です。 大将の仕事を見ているだけで酒のツマミになりますよ。 お試しあれ!