2010年10月23日土曜日

BARN’S@一宮 宮原

   サラダとメニューにありますが、アミューズのようですね
   私はピザマルゲリータのセットを
   家内はトマトとモッツァレラチーズのクリームパスタのセットを
   「お待たせしてしまって」とドルチェのサービスを
   このサインボードを頼りに、お店を探して下さい



10/21 イタリアンランチ
センター歯科で父の歯の治療を済ませて、太東自動車でメルセデスのご機嫌伺いをしましたら、デファレンシャル・ギヤ・ボックスからの振動が高速時に車内にまで伝道しているのではないかとの診断。
 んー、でも振動自体の出所は選定できないとの事。どうしましょう。とりあえずアドバイスどおりにボックス・マウントを交換することとしました。その他の経験劣化によるパーツ交換も同時にお願いいたしました。マウントは本国(ドイツ)発注に付き、少々時間がかかるとの事。代車のプレオ君とのつきあいが暫く続きそうです。
 帰ってきたら別スレ(W126)で報告します。
さて、小雨降る中、岬町から一宮・長生に帰って、国道からしまむらのT字路を曲がると、何やら気づくか気付かないか程度の小さな、洒落た立て看板が立っています。こんな看板あったかなぁ
 少々昼食を作るまでに時間があるので、ちょっと寄り道。
促されるまま、小道を鋭角に入ると、でかいリトリバーに吠えられながら、さらに直進。すると右手にコンクリ・プロック造りの建物が見えて来ました。「ここかぁー」 しまむらから入って右手のブッシュの中に時折、灯りが漏れていたのですが、場所柄、水門か何かの管理棟かと思っていたのですが、民家だったのですね。 表に黒板が立っていたのですが、雨にぬれて良く読めません。 すると帽子をかぶった叔父様が、せんどうのレジ袋をさげて「何か?」と話しかけてくれました。「ピザとか出しますけど、良かったらどうぞ」と御誘いを受けましたが、父の昼食を作らなければならないので、一時帰宅し家内と出直す事とします。
 父に肉うどんを提供して、家内と出直します。
家内はどこいくの?と少々いぶかしげです。ピザが食べられるらしいとだけ告げて、家から5分。
 先客の車が2台程止まっています。御影石の飛び石を渡り店内へと進むと建物は北向きにガラスサッシで大きな開口となっており、店内のお客さんが一斉に来店してくるお客さんとアイコンタクトを取る事に成っています。ちょっとびっくり。 しかも車の台数とは異なり、店内は満員でした。
 開放的な明るいスペースにてきぱきと給仕するスタッフが6名ほどいます。先ほどの叔父様はオーナーさんのようです。なんとなく顔が似ている方がおられるので、2世代のファミリーで経営なさっているようです。
 ランチメニューは、パスタかピザのセットメニューでデザート無しで1000円。デザートを付けても300円プラスですので、価格設定は丁度良いかと。サラダと言う名の前菜とコーヒーが付きます。コーヒーはトアルコトラジャを使用との表記がありました。
 家内はパスタを4種類の中からチョイス。わたしは1種類ですがピザ・マルゲリータのセットを、2人ともデザート無しでオーダー。別にウエイティングスペースではないと思いますが「こちらの方がゆっくり出来ますので」と、より広めのテーブル席に移動するよう促されました。
 さて、暫くするとサラダの登場。サラダと言えばサラダですが、野菜を中心としたアミューズと言った感じです。私は白ワインをグラスでいただいて、楽しむ事に。 1つひとつの野菜にひと手間かけてあり、なかなか美味しいです。唯一のパルマ産であろうソーセージは、塩加減がしっかりしていながら、しっとり感のある美味しさで、良いアクセントとなっています。相変わらず頷いて食べていると「席を移動してもらったので」とグァバジュースをサービスしてくれました。
 この感じ地元民の経営ではありませんね。イタリア製の食器や調度品も都会的なセンスを感じます。レコードのターンテーブルのアームがウォールビルトされていたり、キャットウォークにはそれぞれ異なる椅子が置かれています。リトグラフもどこかで見かけたようなタッチのものが配置されています。期待が膨らみます。
  次いでピザの登場。おーっ良いですね。かなりの大きさがあります(8インチ位) 石釜で焼かれたそれは、なかなかのビジュアルでして、香ばしい香りを纏って居ります。少々ビーストがきつめですが、許容範囲です。人によっては『焦げてる』と感じてしまうかもしれませんね。
 ピザソースの酸味が私好みです。ドゥはもっちりタイプで万人向けかと。私はナポリっぽい感じよりも、ローマ風のクリスピーな薄めのドゥが好みですが、石釜で焼かれたその香り自体がごちそうですから、かなりの高得点を冠することができます。フレッシュのバジルも最近では珍しくありませんが、やはりこれがないとマルゲリータにはなりませんからね。旨いです。
 しばらくすると家内のパスタが登場。ピザに比べると小ぶりな盛り付けに見えますが、充分な量が盛りつけてあります。ディチェコ製のスパゲッティーニでしょうか、表面にざらつきのあるタイプのパスタで、良くソースを拾ってくれます。もちろんアルデンテで仕上がっています。なんといっても、ブァッファロー・モッツァレラチーズの食感と風味が秀逸でして、赤ワインをグラスで追加。昼ワインでピザとパスタを堪能しました。なかなか旨です。 
 すると今度は海老蔵似のシェフが自らデザートプレートを持って「お待たせしてしまったので」って待ってないですよ、確かに家内と私で別注したのですから、どちらかが遅れてくるのは当然の事。我々は夫婦ですのでシェアしながら楽しんでいたので、びっくりしました。 そうですね他人だったらシェア出来ませんから。このような解釈をしていただけるのですね。んー、すばらしい配慮です。
 コーヒーはマシンドリップのようですが、スッキリと落としてあって飲みやすいですね。私としては折角なのでイタリアンロースト(深煎り)のエスプレッソも合うと思うのですが、万人受けするわけではないので、妙なこだわりを押し付けない感じも、居心地の良さにつながっていると思います。
 オーナーさんの叔父様は各テープールを邪魔にならない程度に、声を掛けています。なんでも近いうちに真空管アンプでの音楽の提供を出来るように環境を整えるとの事。楽しみです。
 とても真摯で実直な味わいのあるメニュー展開に好感が持てます。店名の由来はなんでしょうか?
その内聞いてみます。
一宮町 宮原 237-2 月定休 ランチ11:30~14:00 ディナー17:00~20:00




0 件のコメント: