2010年1月5日火曜日

≪愛機@HONDA CB400four≫

1/4 夕映えのセレクション
 
画像ありませんが、初乗りしてきました。
 夕方16時、めっちゃ寒いです。5度位かと

結局、年の瀬には乗り収めが出来ず、十一月のバッテリー交換以来です。
なかなかエンジン掛かりません。なんかキュルキユル言ってるの聞いてると、苦しそうです。

「すまないなぁ」

カッキョキョキョキョッ デェデェデェデェッ ようやく掛かりました。ちと 腐りガス臭い
 チョークをハーフに戻して、メットを被り、眼鏡を滑り込ませ、グローブをはめる。
チョークを完全に戻して発進。と、エンスト。
 掛かり辛くなってしまったので、バッテリーの労をねぎらってキックで掛ける。
私道から出ると、くすぶったようにまたもやエンスト。
 あまりやりたくないが、掛かったと同時にアクセルを絞りマニュアルチョークで、しばらくあおる。
再度発進。ややもたつきながらも徐々にエンジン音は乾いた高音を奏で出す。

「そう、これこれ」

田舎の畑道では7000回転を越えた、彼女の甲高い声は吸収されてしまう。
時折、地主の槇の生け垣が続くとようやく、あのターボサウンドが共鳴し出す

「あいかわらず、良く泣くなぁ~。これは歓喜の泣き声か?それとも、」

パイロンとおぼしき、のんびり軽トラをかわして、伝説のバイクショップへ
 <monkeyworld 長島輪業>
あえて、新年のあいさつはせず、排気音だけを残して

「今年もよろしく」

県道30号に移るべく、左折。そこは彼女と初めて出会ったバイクショップ
 <Z-familyのファクトリーである D >
やはり、降りることなく、左折後のシフトチェンジでダブルアクセルを残しながら

「彼女は元気でしょ」

右眼前に広がる琥珀の空には透き通ったオレンジが映えていた。やはり寒い。
 指の感覚はもはや無い。
あれから、もたつきも無ければ、エンストも無い。調子は良さそうである。
 かれこれ1時間。彼女を待っている人たちがそこにはいる。

県道を右折するとガススタンドのスタッフたちが、相も変わらず道に向かって整列しているではないか。
 
「何かレース場のピットみたいだな~」

こちらも新年のあいさつにと、サードからトップへとダブルアクセルで応える
 茶髪のお兄ちゃんスタッフが見送ってくれている。

「俺の彼女、歳の割には美人だろ」

あと少しで家のガレージだ。アップライトにして最後の直線で少々アクセルを絞る。

ドゥーーゥゥーーー ッカァーァーーーーッ

黒十字の家に到着。出発にはキツかった皮パンもしっかり馴染んでいた。

「もう少し、駆しらない?」

張りつめた空気にさらされた心臓をカチカチ弾かせながら、彼女はそう言った

「また、近いうちに、」

ガレージの扉を閉めると、吹きすさぶ寒風の中に自分だけが取り残されていた。

「なんと自由な孤独だろう」




 

2 件のコメント:

びん さんのコメント...

なんか懐かしい感じだね、こんな文章の雰囲気!らしくて、いいよ!

cheero1969 さんのコメント...

毎度コメントありがとうございます。
 得意の擬人法です。

大学の仲間の年賀状にブログ名を記しておいたので、そのうち訪問あるかもよ。

あと私提案のSR計画みてくれました?
是非ご検討下さい。