アミューズの水饅頭 |
中身の餡はジャガイモとアンチョビ |
真鯛の刺身 二色のクスクスの上で |
梅のコンポートと和出汁のジュレ |
二色のクスクスは、胡瓜とトマトのフレイバー |
八街産の鴨ロースト 梅こぶ茶の泡乗せ |
すっきりとした肉味です |
グッと、フォアグラのソテー メニューにはありません。 |
ソーテルヌと共に、 |
マスクメロンのソルベ |
中は、こんな感じ |
サービスで桃のコンポートを味見 |
プリフィックス3に、フォアグラのソテーを足したわけです。 |
7/25(晩餐)
1カ月振りの、と言うか、今月初のポレポレさん。
今宵は出張帰りで、少し贅沢をしたくなりまして、
お腹も空いていたので、お得なプリフィックス・コースのスリー(3)で!
勧められるまま頂きます。
チョイスは、真鯛の刺身サラダ・鴨のロースト・デザートはマスクメロンのソルベ
そして、カルトで、メニューにないフォアグラのソテーを貴腐ワインと共に頂きました。
先ずは、アミューズ。
水饅頭です。いくら外房フレンチだからって、度が過ぎます!
まさに、びっくりアミューズです。
しかして食べれば頷くしかない仕掛けが、
んー、実に複雑な味です。相乗効果で、カニの玉子の様な珍味と化しております。葛皮で包んである理由が分かります。伊達じゃないんです。 これ位の味わい深い餡ならば、皮の食感・味が有ってはいけません。 だから、葛なんです。 といって、餡だけを食べさせるわけには行きませんから、口に誘うべく水饅頭の仕立てにしてあるわけです。 素晴らしい。
さて、コースのメイン1つ目は、真鯛の刺身・サラダ仕立て
んー、とにかく視覚的に美しいですね。真鯛のそぎ切りは5切れ。大ぶりに切っつけてあります。
鯛自体が美味しいです。寝かしが、主張が強く無く、丁度良いです。梅のコンポート・和出汁ジュレを包んで食べると美味しさが増します。
そして、2種のクスクス。 フランスのデリカテッセンではポピュラーだそうで、クスクスに味付けをしてサラダに合わせるそうです。例えると中華春雨サラダみたいな感じだそうです。
鯛の刺身と一緒に口に運びますと、口の中でクスクスが踊り出します。
これは私の主観ですが。おぼろを纏ったお刺身。寿司ネタで言うと、海老の酢おぼろ、と言った感です。 これ、私好きです。
オレンヂ?ピールかな? みょうがのアクセントも、ところどころ「和」なので面白いです。
続いては、鴨のロースト
こちらは王道パターンですが、ソースはマルサラ酒をベースとした物。泡状にした梅こぶ茶は、ほんのベール。見た目ほどのインパクトはなく頂けます。
八街産の鴨は肉質が柔らかく、かつスッキリとした味わい。焼き方を変えた様で以前にまして柔らかく仕上げてあります。
また、ガーニッシュの野菜たちが秀逸で、焼き加減が申し分なく、オクラに至っては和の手法、お浸しに成っていました。
こういう、ところどころに和のテイストを入れてくるのが、現在のシェフ・牧さんの技ですね、感性ですね。 ホッとするんですよ、モンゴロイドとして
さてさて、こうなると食べたくなっちゃう物があるです。 フォアグラ
メニューにありませんでしたが、オーダーテイクしていただけました。
と言う事で、ソーテルヌを共に、
フォアグラは仏産。 ソースは味噌が入ったペリグーソースに、フレッシュの梨とぶどう。
酸味と甘みが共存した、季節感たっぷりのソースに仕上がっています。
ソーテルヌは果実味の強い、甘ったるくない、フルーティーな味わい。 これはこれで、なかなか。
デザートは、桃にしようとしたのですが、牧シェフがメロンを食べて欲しいと言うので、仰せの通りに。
しっかりとした、デザートです。
軽めの甘みではあるものの、作り込みのしっかりとした、満足度の高い仕上がりです。
女性向けかな?
そんな私の顔色をうかがったわけではないのですが、『桃が良いと言っていたので、味見に、』と、サービスで、桃のコンポートとミントのジュレをグラスで出してくれました。
うん、お酒を頂いた後は、こっちの方がサッパリとしていいですね。
美味しかったっ!
また、来週も出張です。
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