生鮪はその活き活きとした味わいが信条ですが、 |
水っぽくて美味しくないと思ったことはありませんか? |
安いですよね、生鮪 |
二つに切り分けて、 |
経木で挟みます |
こんな感じで下の方は二重にしました |
乾かない様にラップで包んで、冷蔵庫で寝かせます |
こんなに水分と血が出るんです。 |
7/16(夕餉)
鮪の季節がやってきました!
ん? 冬じゃないのと思っている方。
たぶん、日本の鮪の御刺身に旬はありません。
が、本当は日本の鮪の旬は夏。これから9月位までが生鮪の旬です。
ん? なんで「生」にこだわるか? われわれ現代の日本人が普段頂いている、しかも高級とされる鮪の刺身は、ほとんどが冷凍ものです。冷凍物が悪いわけでは無いんです。かえって良いんです。そういうお魚です。というか、そういう日本の文化があります。
でも、せっかく千葉県に住んでいて、スーパーで激安の生目鉢鮪を観ても触手が動かないのは、生鮪には鮮烈さはあっても、我々の好む鮪らしい深みのある味わいは無いんですね。それに水っぽいと感じてしまいます。
そこで、考えました。上手く家庭でも生鮪を食べるには?
マニアックですが、『経木』を使います。
経木とは、木を薄く挽いた物で、時々、良いお寿司屋さんの折箱の中敷きに使われていたり、タコ焼きの船などがそうです。国産の物もまだ多くありますが、あまり家庭では購入しませんよね。
先ごろ、清寿司の女将さんから、町内に経木を買いに行っていると聞いて、マネをしてみたわけです。
手順は、画像の通り。
思いのほか、綺麗に血抜きが出来ました。寝かせの時間は半日・6時間位です。もっと、寝かせても良いかも知れません。出来れば途中、経木を取り替えても良いかも知れません。
しっとり感は失わず、余計な血と水分を吸い取ってくれています。素晴らしい。
素材は「松」です。ほんのりと木の香りが付くのも魅力的です。また、樹本来の殺菌作用もあります。
そして、そのまま、まな板を汚さずに切っ付けが出来ます。
家内も喜んでくれて、レベルから言いますと、美味しい刺身を出す居酒屋レベルには成りました。
この値段で、刺身とブツで楽しめましたので充分ですね。
んー、今の時期なら、かつを・鯵も良いのではないでしょうか?
夏の魚は水っぽく感じてしまうので、全ての魚料理の下処理に良いと思います。
あと、たぶんですけど、肉にも良さそうです。
効果は、余計な水分と血を取ってくれるので、臭みの原因を取り除いてくれると言う事ですから、全ての食材に利用できそうです。
これから、研究してみます。 ひと〆100枚入りなので。
4 件のコメント:
V350です。
我が家では、経木での〆時間は1時間程度です。それでも十分に血抜きも出来ますし、水分も抜け、松の爽やかな香りも付きます。
どのくらいの時間〆るのが適当なのか、きっと様々な状況で変化するものでしょうし、好みもあるのかもしれませんね。
今度、半日〆を試してみようと思います。
v350さんへ
いつも的確なコメントを入れていただきありがとうございます。
んー、どうなんでしょう?もちろん個体差はあると思いますが、経木を替えながらであれば、一日以上寝かせる事も出来るのではないでしょうか?
あとは、好みの問題ですよね。
いくら、寝かしが強めの物が好きだから、旨みは抜けないとは言いながらも、鮮度とは別物の状態にまで、寝かしてしまうのは、それはそれで如何なものかと?
この辺のさじ加減は、やはり年季の居るものなんでしょう。
V350です。
経木に久七で買ったイナダとエンザラを保存してみました。丸1日以上置いたら、鮮度が落ち過ぎて、経木の効果が良く分からなくなってしまいました。
やはり半日程度が一つのリミットなのかもしれませんね。
v350さんへ
んー、なるほど、
なんでも良いわけでは無いんですね。
白身より、赤身のお魚に効果があるのでしょう。
ん? 牛肉? USorオージィー?
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