精鋭 刺し盛り 地蛸・やりゲソ・鮪赤身・鰆の焼き霜
やっぱり穴子の白焼きは欠かせません
2/1 晩餐
ひさしぶりの切通さんです。
5回目の正直。 年末・年始はことごとく振られまして、嫌われてしまったのかと。
原因は小上がりを拡張した事にあると、大将は言っていました。宴会が入ってしまうと、カウンターのお客さんをおろそかにしてしまうので、とも呟かれていました。
良いんですよ! がちがちの平日に来ますから。
さて、久しぶりの切通・お魚ワールドへ
と、今宵は東京出張で疲れていますので(東京って歩きますよね)、鯖等の生の強い物は控えました。なんでも今日は松輪鯖とのこと。ちょっと残念でしたが、楽しく食事をすることを優先しました。
それを打ち消す事が出来たのは、待ちに待った鰆の焼き霜刺しです。
三つの部位を出していただきました。
先ずは内臓の腹骨のところ。
ここはぎっしりと脂が乗っており魚脂の煮凝りのようです。ジュワジュワと脂が滲み出て来ます。おいしいですが疲労感のある今日のわたしには、トゥーマッチでした。
ついで、背でも尾身に近いところでしょうか、
ここも脂が思いのほか乗っていますし、主張の強い味わいがあります。『私は鰆です』と言っている様なもの。こういう造りが切通さんの真骨頂ですね。以前大将の発言に『何喰ってるか解かった方が良いでしょ!』と言っていたのを思い出しました。 切通さんの言う通りっ!
最後は正身の背の部位。
自家製のポン酢にたっぷりと付けていただきますと、これが何とも旨いです。
あらゆる高級魚とされるお魚君達よりも、旨いですし、同じ味わいの物はありませんね。
本当に、鰆です。 こういうのが旨い魚というのでしょう。幸せです。
~今宵は、鉄火巻きについて、少々語りを~
切通さんは当たり前に出されますが、この鉄火巻きには色々な流儀と言いましょうか、ネタまわしがありまして。
好みでいいのですが、私の場合、棒状の柵取り鮪棒よりも、こちらのように切れ端と言っては何ですが、各部位を組み合わせた物や、ハガシといわれる筋の強い処を筋に沿って身を剥がした鮪が好きです。すき身・中おち、といったネタの葱鮪・皮ぎしを混ぜた葱トロも良いのですが、やっぱり鮪の旨味・鮪の持つ独特のえぐみ、そして鮪の香りを堪能するには、鉄火巻きが一番ですね。
あと、余談ですが大将と意見が一致しましたのは、『トロ・たく』。
邪道です。
まず、(つぼ漬け)たくあんが、鮪の良い処を全部消し去ってしまいます。もし、トロをさっぱりと食べたいがためにたくあんを入れるなら、トロは食べない方が良いのではないでしょうか? また、魚とたくあんの食感の違いの妙を、巻き物で楽しみたいと言うのなら、鮪でも淡白な味わいの尾長鮪の方が合うと思いますし、おそらく肉類の方が合うと思います。(そこまでして食べる物では無いですが)
鮪のトロとたくあんは別々に食べましょう。 鮪が勿体ないです。
大将も言っていましたが、結構このトロ・タク。 少ないですが、各店舗の常連さんの中に一人はいます。 店側としては断りたいけど、断れないジレンマがあるとか。
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