焼き餃子を一人前づつ盛り付けてくれます 美しささえ感じる
蒸し鳥も相変わらずの旨さ
豚の細切りとニンニクの芽と木耳の炒め 香りを伝えたい
雑賀(さいか)の純米 生酒
1/30 昼食 秀プー 其の③
さてさて、昨夜は家内が合流できなかったので、秀プー君が帰宅する前に、昼食を食べながら歓談し、その後、見送る事に
と言う訳で、張さんにお任せ!
流石の秀プー君にも、ビックリしてもらえる事でしょう。
本日は3人でシェアする形で提供してもらいました。
一見すると面倒に思われるかもしれませんが、そこは張さん。
張さんのアイデンティティには、『小皿をたくさん出すより、最初から綺麗に一人前づつ盛り付けてあげた方がさ、洗う皿も少なくなるし、テーブルも汚れないし、お客さんも嬉しいでしょ。』
その通りです。
そして、張さんはこうも続けます。『確かに一人前作るのと2人・3人に分けて出すのは、手間がかかるのと、ちょっと味付けの調整が必要だよ。でも、その位のこと出来なきゃね。』と言ってニッコリと微笑まれます。 御見それいたしました。
と言う訳なんです。
今回は前菜に、筍の高菜炒め・チャーシュウと葱のピリ辛和えをいただき。餃子を一人当たり2個、蒸し鶏。豚の細切りとキクラゲ・ニンニクの芽の炒め。 〆に玉子チャーハンと光麺醤油を、一人前づつを3人でシェアすべく、画像のサイズに張さんが盛り分けてくれました。
今日は卵チャーハンについて
張さんのチャーハンを食べるのは初めてだったので、期待を膨らませて待っていると、どうやら卵と長葱のシンプルなチャーハンを作ってくれる様子。
私と秀プー君は、じっと張さんの手元を見つめます。
さぁ、張さんのショータイムの始まりです。我々に一瞥を入れてスタート
多めの(と言っても他店に比べると少ない)油を熱し、一旦コンロから離し、溶き卵投入。無駄にこの時点ではかき混ぜません。油で卵を包むような感じです。 次いでご飯投入。 ザックリと混ぜたら長葱投入。大きく上下に鍋を煽ります。そして、塩を主体に調味料を入れて、今度は材量が時計回りに鍋の中で回転するように、繊細にもスピーディーになべをスクロールさせます。シャーッシャーッという音が暫くの間、途切れることなく続きます。
私と秀プー君は『すげーっ』としか言えず、ある意味言葉を失っています。
と、出来上がり。盛り付けに入ります。
当たり前の事なのでしょうが、張さんの眼と手の感覚には、中華のお玉にどのくらい入っていると一人前を三つに分ける事が出来るかが、インプットされています。 しかも、鍋を煽りながら、お玉に入れては分けて行くその様に、私と秀プー君は思わず拍手してしまいました。
前置きが長くなりましたが、その味です。
こういうのをチャーハンと言うのですね。始めてたべました。
まず、これだけの食材で、こんなにもおいしい味を作ることが出来る事に、びっくり旨です。
所謂、パラパラチャーハンではありません。
しっとりしています。 香りがあります。 卵がふんわりしています。
何なんでしょう。頷き過ぎて首がもげそうです。
張さんの料理を食べるときは、首にコルセットが必要です。
冗談なんか言っている場合じゃないです。
もうこれで、味市場さんでの食事の作法は決定しました。
前菜を頂いて、オススメの炒め物。お酒を頂きながら楽しみ、〆に卵チャーハンと光麺ですね。
あえて、シンプルなチャーハンとラーメンを頂く事で、自身の舌を、きっちりとリセットできる料理だと思います。 足し算の料理をちゃんと食べ分けるためにも、
素晴らしいお店で有り、すばらしい料理人であると思います。
本日も岬町の巨匠に感謝! ☆五っつですっ!
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