鮨処 切通＠岬町 中滝

　　　ツマミの三種盛り込み　今宵の地タコは採れたてのものです

　　　頭（腹）の部位です。目玉の様に見えるのは小豆です

　　　九州の鯖　かなりの脂の乗りがありまして　口の中で消えて行きます

　　　たいらぎ貝　「イカッている」と切通さん　箸で持ち上げてもピンとしています

　　　やっぱり食べておきましょう！の穴子の白焼き　旨しっ。

　　　代行タクシーを待つ間に瓶ビールと、もう一回蛸を

　

　１２／９　夕餉

　

　今日は休暇でしたが、父の歯科治療や何やらでバタバタしていました。休暇は何かと用事を済ませるために使っていて、疲れがとれませんね。午後は整体に行ってﾎﾞｯｷｯとしてもらいました。ストレッチと筋トレが有効との事でしばらく続けてみようと思います。

　

折角の休みですから、恒例の自分に御褒美。自分が一番可愛いっ！←末っ子の三男坊なので　

　

と来れば、切通さんしかありませんね。

　

今宵は地タコと金目・バチ鮪の赤身の三種盛りから

　蛸旨いです。香りが良いし、歯ごたえも丁度いいです。比較的、切通さんの蛸は柔らかめに仕上げられているのですが、今日のは少々地タコらしさの感じる作りと成っております。それでも一般的な物から比べますと、十分柔らかい仕立てです。旨味を十二分に感じられる物でした。旨いなぁー

　バチ鮪の赤身はバチらしい血の渋みが穏やかな味わいで、少々網状の繊維がありましたが、味には損色はありませんでした。

　また、この金目がやばいです！なんでも寝かしが四日目というから、この滑らかさは初体験です。脂と身が渾然一体となっております。かなり強めの濃厚な味わいでして、湯霜の皮つきです。旨いですが、少々私にはトゥーマッチな感じでした。もう少し脂の抑えられた物の方が私の好みですね。炙りが旨そうな気がしました。

　

はてさて、今宵も鯖タイムです。今日は九州の鯖でして、仕込みの段階から「今日のはヤバイかな」と思っていたとの事。その通りの全身脂の鯖でした。何か口の中でとろけるではなく、消えて行きます。どんな育ち方しているのでしょう？人で例えると、ある意味、肥満体なのでしょうか。切通さんいわく「ノルウェーしてますね」との事。

　これまた私にはトゥーマッチでして、突き出しに頂いたアニキ〆鯖の方が私好みです。
　

さて続きましては、たいらぎ貝。私の好物の貝のベスト３に入ります。

　ここで私の好物。貝ベスト３をお知らせします。第３位がたいらぎ貝　第２位がミル貝　そして第１位はトリ貝であります。順位はあくまでも付けたまでで、どれも変わりなく好きですし、貝類はすべて好きですね。

　話を戻して今宵のたいらぎ貝のお味ですが、参りました。磯香が上品で味わいも落ち着いています。結構たいらぎ貝は劣悪な漁場に生息できますので、独特の臭みや・癖のある味が、それらしくもあるのですが、今日のは全く既存のたいらぎ感を払しょくしてくれる物でした。旨いですね。小気味が良いです。しかも切っ付けの際、見ましたところ、身が反り返っておりました。切通さん曰く「イカッてますね」とのこと。解かる気がします。箸で持ち上げてもダレずに、ピンとしています。が、堅いわけでもなければ、繊維質が当たるわけでもないのです。そうです、イカッてます。旨い！椀ダネにしたら贅沢でしょうし、焼いて磯部巻きにしたら旨いでしょうね。

　

はてさて、独りですがやっぱり穴子白焼きを行ってみましょう！

　今宵の穴子は一味違います。というより、通好みと言った方が良いでしょうか。脂の乗り・身の厚み・食感と味わいが、一切の嫌みが無く穴子の良い処が集まっている逸品です。皮目は相変わらずのﾊﾟﾘっですが、ﾊﾟﾘﾊﾟﾘではありません。身は厚すぎずのみっちりした食感で、ただのﾌｶﾞﾌｶﾞではありません。しっかり咀嚼することを強要してきますので、穴子の底力を堪能できます。また脂は控え目で、穴子特有の渋みと血の味が解かります。　こうゆう穴子が穴子なんだなぁーと思わせてくれます。しみじみと旨いです。今日は梅山葵を乗せるのを控えました。そんな繊細な味わいなのです。なかなか巡り会えないと思います。しっかりと記憶に焼きつけておきましょう。（この時点で既に４合飲んでますが）

　

しっかりと堪能しましたので、御暇する事に。代行さんを待つ間に手持無沙汰なので（口寂しいだけ）、もう一度蛸をもらって、瓶ビールをいただきながら待つ事に。唯一、寿司ネタでビールと合うのが、蛸だと思います。しかも今日はとびきりの蛸ですので言う事ありませんね。キリンラガーの苦みが良く合います。　

ごちそうさまでした。