9/20 早昼食
家内が幼馴染と会うとの事で、父がデイ・サービスに行くのを見送って、一路 鎌ヶ谷市 道野辺へ
花輪から県道8号で北上して行くのですが、何だかとても混んでいました。バイクとワゴン車の事故が金杉交差点近くでありました。おそらくバイクの逆走すり抜けかと。
私は学生時代に卒業年度の夏に、麺のシ〇〇ヤのトラックのバンパーと自分のバイクのエキパイに足を挟み、複雑粉砕骨折で入院、退院後は先方の御好意に甘えて、タクシーで佐倉から埼玉は川越まで、週一回の卒論ゼミに通って居りました。今更ながらに私の路肩走行が事故原因ですが、交通弱者の順列で優位に事を薦めさせていただきました。あれから事故は起こしていませんが、足の第一指は1cm程縮んだままです。時々痛いし。 バイク乗りの皆さん、すり抜け走行はいけません。
前置きが随分と長くなってしまいました。
本題に移ります。
目黒屋さんは去年も家内が幼馴染さんに会う事を良い事に、訪問を果たしていまして、年に一回の恒例行事に成るやも知れません。今回は待ち合わせ時間が早かったので時間調節が必要かと思って居りましたら、11時の時点で店先にはウェイティング・チェアーが置いてありましたので、サミットに車を止めて、足取りを速めます。
もうやってます。しかも満席。スンゴイデスネー(by 所 ジョージ)
カウンターでラーメンを啜る方々の後ろ姿は「常連」の何者でもありません。しかも、私の入店を気配で感じたようで、サッと一人のお客さんが席を立つではありませんか。皆さん心得ていらっしゃいます。
この雰囲気も、きっと店主さんが醸し出されるオーラが成しえる業なのでしょう。すばらしい。笑顔がとても素敵です。
今回は、前回同様2種のラーメンにチャレンジ。前回の鶏清湯<塩>の味が感嘆の旨さでして、もう一度とも思ったのですが、隣の醤油のボタンが気に成り押してしまいました。もう一つは所謂、目黒屋さんのらーめんを頂いた事が無いので、らーめんとしました。食券プレートを持って立っていると「どちらから召しあがりますか? お一人様ですよね」と声を掛けていただきました。先に鶏清湯としました。
カウンター席に着き、5分もしない内に一杯目の鶏清湯ラーメン<醤油>が到着。
2回目なのと前回は<塩>だったせいもあってっか、ビジュアル的には前回程の衝撃はありませんでした。そしてレンゲでスープをまず一口。んー、旨いですが<塩>の方がインパクトありましたね。醤油そのものが、あまりこの清湯スープに合っていない気がします。生意気ですが、日本の美味しい醤油より中国醤油の方が相性が良いと思います。醤油の風味が立っておらず、負けています。
麺はとても美味しく、自家製麺である意味が啜るたび、噛みしめるたびに解かって来ます。本当に美味しい麺です。太麺(つけ麺用)のテイクアウトはありますが、私としてはこの細麺の方がテイクアウトしたいです。
チャーシュウは前回よりも切りだされた姿に美しさがありませんでしたが(自然物ですので部位によって姿が違うのは当たり前)、味わいは目黒屋さんのそれでして、旨いです。品の良いローストポークの域です。是非このチャーシュウをツマミに白ワインか日本酒の大吟醸を頂きたい。絶対合います。
一杯目を食べ終わり、3分と間を空けずに2杯目のらーめんが登場。
必勝軒・東池 大勝軒の系譜を継いだ、濃厚トンコツ節系ラーメンでございます。
旨いですよ。目黒屋さんの旨さは『塩梅』にあると思います。他店の場合インパクトを狙いすぎて、味を濃くしたり・オイリーだったり・辛かったり・スパイシーだったりと、何か特筆すべく味創りをされていますが、目黒屋さんは『調和』を重んじているのだと思います。バランスがとてもいいです。食べ進める程に、旨味が増していきます。これは無化調ならではの味わいの相乗効果でして、化学調味料を入れて調整しているスープでは最初から最後まで平坦な味わいで、終いには嫌みに感じてしまう程と成ります。
この、らーめんの場合。巷では、かなりステレオタイプと成ってしまった感がありますが、そんな中でも変に醤油が立ち過ぎず、臭みも無く、卵の殻の様な後味もなく、脂っぽく無く、 まるでポタージュスープを飲んでいるかの様な錯覚さえ覚える、やさしい味わいに仕上がっております。
やはり麺が美味しいですね。
チャーシュウは同じ物が乗って来ますが、少々この手のスープには合わないのかと。一般的な醤油煮豚チャーシュウの方が合うと思います。
なんだかんだと思いながらも、どちらのスープも最後の一滴までレンゲで頂きました。
すばらしいラーメン屋さんです。去年に引き続き、
私の中の千葉県 №1 ラーメン店です。 そして鶏清湯らーめん<塩>がマイ・フェイバリットです。
コックの兄に告ぐ、途中下車してでも試してみて下さい。営業時間を確認の上。
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