2010年8月12日木曜日

割烹かたおか@茂原 八千代

   かつを 銀皮の焼き霜仕立て ポン酢で  これが突き出し
   天ぷら盛り合わせ 竹岡産キス入り 1200円
   鰻の柳川 1200円


8/10 夕餉をもう少し


先週は閉店後まで、晃一氏とワインを飲んでしまい、会計を済ませていなかったので、良い口実として軽く夕食をとって、かたおかへ


 夏の盛りと言う事で天ぷらが食べたくなってしまったのです。また、こうゆうときはビールも良いのですが、日本酒がハマります。しかも燗酒が。

 

 以外に思われるかも知れませんが、熱々の天ぷらに冷酒を合わせることは、決して悪くはないのですが、私の場合は冷酒の酒の温度が冷たいと天衣とケンカしてしまう感じを覚えてしまい。ひやかぬる燗の方が相性良く感じるのです。 定説では無い、私の好みですのであしからず。


 梅一輪をぬる燗で、天ぷらを待ちます。

と、その前に、かつをの銀皮焼き霜仕立てが突き出しでやって参りました。あいかわらずの美しさです。

 惚れ惚れします。聞けばようやく、かつをの良いのが出回ってきたとのこと、もう戻りかつをの時期ですよね。 本日のかつをは花巻産で肉色・脂の乗り、どちらもすばらしいものでした。 旨いです。 冷えた肴にぬる燗の相性も良いです。 思いのほか無駄に生臭みが広がらないものなんですよ。 暑いときほど、燗酒と合わされることをおすすめします。 私の理由付けとしては、酒の温かさから、グイグイ飲まずにチビリチビリと飲れること・身体に優しいこと・舌を冷たくしない事で、味覚を鈍磨させないこと。←うるさい蘊蓄ですいません。


  天ぷらには、竹岡のキスが二尾付いてきました。うまいのなんの、ふわふわです。イカの梅香巻きも良かったです。

 すっかり食べてしまい。余韻に浸っておりますと、めずらしく綾っぺが『鰻の柳川はいかがですか』と。

たぶん初めてオススメの口上を頂いたと思います。気をよくしてオーダーしました。


 もう一合、梅一輪をぬる燗でいただいて、柳川の到着を待つ事にします。


もう少し、マイ蘊蓄を。 このぬる燗というやつが結構曲者でして、酒をつける人に寄って、その温度は様々。かたおかさんでは、何と言っても雅代さんが一番私の好みの温度につけてくれます。お燗機は便利ですが、絶対やめてほしい。煮立ってます。折角の酒に、申し訳なく思います。

 雅代さんの場合、ちゃんとアルマイトの燗器で丁寧に、ころ合いを図ってくれるのでおいしいのです。 チンもダメ温度が均一では無いのです。

 最近の私のオススメは、湯たんぽ式の燗器で信楽焼のサイトを探すと2000円位で購入することができます。温度の調節が好みで出来る事と、やわらかく火が入って日本酒本来の甘みが楽しめるのです。 お試しあれ。


 ハイ、鰻柳川の登場です。今日は蘊蓄が多いですけど、というのも この柳川、どうも注文を受けてから、蒸してからかば焼きにしている様です。なんという手間でしょう。と言うわけで、裕に20分は待ちましたので、タイムラグを私の蘊蓄で埋めてみました。←本当は只、のたまいたいだけ。

 旨いです。 辛めの汁が江戸好みです。 今度はたまらず、冷えた鳳凰美田をいただきました。


「オイオイ、燗酒が良いんじゃなかったのかよ!」と、おしかりを浴びそうですが、柳川の辛っ汁には、その汁の強さを早く流すためにも、冷なんですね。でないといつまでも濃い味が口中に残ってしまい。次の一手に支障があるからです。←まだ飲む気か もちろんこれも私の主観ですのであしからず。


久しぶりに、かたおかナイトを堪能しました。 ごちそうさまです。


そして、夜遊びを許可してくれた家内に感謝


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