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カマトロの煮付け |
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井上プロの釣り物 |
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平目の縁側は筋肉組織そのもの(今捌き) |
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昨日おろしの背節 |
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腹皮ポン酢 |
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酢飯との相性が抜群です |
1/17(夕餉)
またもや、現実が押し寄せて来ました。
井上プロの釣り物 平目です。
とても嬉しいのですが、反面、恐ろしいです。
井上プロの釣り魚を食べてしまうと、今まで、美味しいと思って食べていた魚たちが、
『お前の実力は、こんなもんじゃ無いんだよね~』
なんて、つい思ってしまう。
放蕩の限りを尽くしたわけではありませんが、正直、変わっていく味覚に、自分自身、責任が持てなくなっています。 それくらい旨いんです。
さてさて、
そんな私の贅沢な悩みは置いといて、平目の、釣り物の平目のインプレッションをしましょう。
んー、相変わらずの臭みの無さ。平目は河豚ほどでは無いにせよ、独特の臭いはしませんが、それにしても、まったくと言って良い程有りません。
この日、〆て3日目。捌きで、昨日物と今日物を食べ比べました。
私の好みとしては、捌きが昨日物の方が好きでした。
味が落ち着いていると言うか。
今日の捌きは、みずみずしいと言うか、べしゃべしゃでは無いのですが、水っぽいと言うか、ほとんど味わいを楽しむ事が出来ません。
釣りあげて3日も経っているのに、この鮮度は何なんでしょう?
いつも、そうなんですけど、井上プロの釣り物は捌いて柵取りした後も、一週間位は遜色なく頂けるんです。恐らく、神経〆のおかげかと思いますが、それにしても素晴らしい鮮度です。
と言う訳で、私の場合、柵取りされて暫く経った物の方が楽しめると感じました。
また、数種類の塩とポン酢などを試してみましたが、私の結論は『そのまま』
そのまま、何も付けずに頂くのが、一番との結論に成りました。
あくまでも、日本酒との合わせですが、醤油や塩でも邪魔に成る感じで、山葵も要らないですね。
じっくり・ゆっくり咀嚼しながら、口の中でほぐれていく所を、甘みを感じながら頂く。
そして、日本酒を少し口に含んで、旨味を流す、の繰り返し。
あと、圧巻だったのが腹皮の湯引きポン酢。
一般の底引きの平目と違って、この平目は、磯の根付きですから、とにかく肉質もさることながら、各パーツが『筋肉』してます。その平目の皮は、なんとも身厚で、湯引くと河豚皮に匹敵する食感で、味わいは河豚よりも良いと思います。「皮、喰ってんなぁ~」というよりも『魚の皮喰ってんなぁ~』位の違いがあります。←判り辛いですね。
そして、縁側も然り。
筋肉、その物です。無駄な脂と言うか、いままで、独特の脂臭さを、美味しいと感じていた自分が恥ずかしく思います。
明らかに違いますし、今まで食べていた平目の縁側は、「品の良い鰈の縁側」と言ってしまった方が判り易いかと、
生意気ですが正直な感想です。
と、ここまで来れば、握りで食べたくなります。
これも、井上プロの釣り魚に共通して言える事ですが、刺し身も旨いんですけど、酢飯との相性が抜群なんです。
基本、握りたてを口にほうばり、よく咀嚼してネタとシャリを口の中で合わせて行きます。
酢飯が魚のイノシン酸を、一気に活性化させて高めていきます。
堪りません。 いくつでも食べられます。
困ったものです。
旨かった~っ