2014年2月14日金曜日

清寿司 @ 一宮 宮原

カマトロの煮付け

井上プロの釣り物

平目の縁側は筋肉組織そのもの(今捌き)



昨日おろしの背節

腹皮ポン酢

酢飯との相性が抜群です

 
 
1/17(夕餉)

またもや、現実が押し寄せて来ました。
 井上プロの釣り物 平目です。

とても嬉しいのですが、反面、恐ろしいです。
 井上プロの釣り魚を食べてしまうと、今まで、美味しいと思って食べていた魚たちが、
『お前の実力は、こんなもんじゃ無いんだよね~』
 なんて、つい思ってしまう。
放蕩の限りを尽くしたわけではありませんが、正直、変わっていく味覚に、自分自身、責任が持てなくなっています。 それくらい旨いんです。

さてさて、
 そんな私の贅沢な悩みは置いといて、平目の、釣り物の平目のインプレッションをしましょう。

んー、相変わらずの臭みの無さ。平目は河豚ほどでは無いにせよ、独特の臭いはしませんが、それにしても、まったくと言って良い程有りません。
 この日、〆て3日目。捌きで、昨日物と今日物を食べ比べました。

私の好みとしては、捌きが昨日物の方が好きでした。
 味が落ち着いていると言うか。
今日の捌きは、みずみずしいと言うか、べしゃべしゃでは無いのですが、水っぽいと言うか、ほとんど味わいを楽しむ事が出来ません。
 釣りあげて3日も経っているのに、この鮮度は何なんでしょう?

いつも、そうなんですけど、井上プロの釣り物は捌いて柵取りした後も、一週間位は遜色なく頂けるんです。恐らく、神経〆のおかげかと思いますが、それにしても素晴らしい鮮度です。

と言う訳で、私の場合、柵取りされて暫く経った物の方が楽しめると感じました。
 また、数種類の塩とポン酢などを試してみましたが、私の結論は『そのまま』
そのまま、何も付けずに頂くのが、一番との結論に成りました。

 あくまでも、日本酒との合わせですが、醤油や塩でも邪魔に成る感じで、山葵も要らないですね。
じっくり・ゆっくり咀嚼しながら、口の中でほぐれていく所を、甘みを感じながら頂く。
 そして、日本酒を少し口に含んで、旨味を流す、の繰り返し。

あと、圧巻だったのが腹皮の湯引きポン酢。
 一般の底引きの平目と違って、この平目は、磯の根付きですから、とにかく肉質もさることながら、各パーツが『筋肉』してます。その平目の皮は、なんとも身厚で、湯引くと河豚皮に匹敵する食感で、味わいは河豚よりも良いと思います。「皮、喰ってんなぁ~」というよりも『魚の皮喰ってんなぁ~』位の違いがあります。←判り辛いですね。

 そして、縁側も然り。
筋肉、その物です。無駄な脂と言うか、いままで、独特の脂臭さを、美味しいと感じていた自分が恥ずかしく思います。
 明らかに違いますし、今まで食べていた平目の縁側は、「品の良い鰈の縁側」と言ってしまった方が判り易いかと、
 生意気ですが正直な感想です。

と、ここまで来れば、握りで食べたくなります。
 これも、井上プロの釣り魚に共通して言える事ですが、刺し身も旨いんですけど、酢飯との相性が抜群なんです。
 基本、握りたてを口にほうばり、よく咀嚼してネタとシャリを口の中で合わせて行きます。
酢飯が魚のイノシン酸を、一気に活性化させて高めていきます。
 堪りません。 いくつでも食べられます。

困ったものです。

旨かった~っ


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

 V350です。
 釣り物の平目は絶品なのでしょうね。しかも磯付き。海流の複雑な海域に生息していた訳ですから、当然筋肉質な個体ですよね。
 縁側が美味しそうです。自分は、いつも内房の砂地に生息しているソゲサイズばかり食しているので、きっと別物なのだろうと想像しています。
 まぁ、内湾のソゲも、鮮度が良ければ甘みが強くて美味しいのですが、食べ比べてみたいものです。

cheero1969 さんのコメント...

v350さんへ

返コメ遅れてスイマセン。

そうですね。仰る通り、あまみを強く感じます。悪く言えば、癖が全くないので、何を食べているか、分からない程です。
 そして食感の素晴らししさは、ピカいちですね。
 こんなに違うものかと、