2/19 昼食
出張で赤羽に来ました。駅の派出所の程なく近くに、気が付かれない程度に看板と言うか、店名が書いてあります。近づいてよく見ると「自家製麺」とあります。食べないわけにはいかず、入店しようとあたりを見回すと入口が見当たりません。もう一度落ち着いて見回すと、入口こちらからと矢印がありました。
なんと建物と建物の間のサッシから入るのでした。びっくり。
でもお客さんはいます。何食わぬ顔して皆、麺をすすっています。
ちょっと異様ですが、スープの良いにおいがしますので直ちに食券を買います。
具なしの中華そばも良かったのですが、昼食なのと今度何時これるか解からないので、優れたデフォルトのメニューの地鶏肉そばをいただくことに。
ただの肉そばだと麺にスープとねぎだけです。そしておにぎりは「注文いただければ温かいものを出します」との誘いに注文。
程なくして小ぶりな真っ白の丼が登場。品がいいんです。あまり好みでは無いのですが、スープの海に麺が小島のように浮かんでいます。私の好みは麺が泳いでおいてほしいのですけど、このラーメンについては全部食べ終わった時に「これが丁度いいスープの量なのだ」と納得させてくれます。
味はと言うと素材の素性の良さがわかる、自然の甘みを感じるスープで邪魔しない程度に魚粉による魚介出汁が効いています。ホントに品が良いです。とは言えパンチがあるんですよ。
うまいです。麺は細麺で低加水のプリンとした食感。
堪らず、中華そばも頼んでしまいました。「何かやってくるな」といったわくわく感で丼を迎えます。
こりゃすごい魚介パンチです。和食では御法度の煮干しのえぐみを前面に出しているではありませんか。苦みさえ感じます。ここまで全面に出されると個性として受け止めるしかありません。大げさですが何だか漢方薬を飲んでいるようです。まさしく病みつきになりそうな味わいです。うまい。
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